躾けてますか?
2007年 05月 23日
大家さん一家と住み始めて一年近くたとうとしています。エルザを見ていて、「他人の子供でこんなに可愛いんだから、自分の子供だったらどんなに可愛いんだろう」と心の底から思い続けてきたもの。
・・・甘いね、甘い、甘い!
幼稚園児っていうのは一番可愛い時期だったのですよ。
小学校に上がってクソ生意気な言葉ばっかり覚えてきて、悪知恵ばっかり働くし、行儀も悪くて言うこときかない時期がやってくると、「他人の子供でこんなに鬱陶しいんだから、自分の子供でずーっと面倒みなきゃいけなかったらどれだけ鬱陶しいんやろう」と思うときも少なくない。他人の子供だから面倒くさい日は、「今、忙しいから後にしようね♪」とかなんとか適当にニコニコしといて、後はさりげなく消えればいいけど、自分の子供だったら体調が悪くても忙しくても消えるわけにもいかないんでしょうから。しかも子供ってしつこいし。空気読まへんし。
そして、かく言う私も内弁慶の家に篭もりがちな子供だったので、きっと空気も読まずに鬱陶しいくらい両親にまとわりついていたに違いないのだけれど。。。
ところで先日面白いことがありました。
エルザと彼女の親友ベッカーが、食べてたおやつを床にこぼしたまま遊びを続行していて、お母さんのマリアンが怒ってエルザに言いました。
ママ「床にこぼしたらちゃんと片付けなさい」
エルザ「でもベッカーの方がたくさん食べてた」
ママ「でもちゃんと片付けないと、ママは風邪をひいてるからこんなことしたくないの、分かる?」
エルザ「でもベッカーの方がたくさん食べた」
・・・あとはこの繰り返し。
内心、こんなん許していいの?じゃぁ、ベッカーのせいで私は悪くないってことで終了なん?!ってビックリしたけど、まぁ、家庭には色んな躾やルールがあるし、マリアン自身がこの上なく「いいひと」に分類されるタイプの人だから、彼女がここは放っておけるっていうんだからいいのかなぁ?って思っていたら・・・・
ベッカーがお母さんとの電話の切り際の態度が冷たかったとかで、「ベッカー、いつもそんな風に話してるの?もっとフレンドリーに話さなきゃダメ。あなたのお母さんなのよ」と、そこは結構しつこく躾けてた。
・・・価値観って色々です。
リリー・フランキーのお母さんは、自分が恥をかくことは別に構わない(例えばお箸の持ち方とか)けど、他人に恥をかかせるような行儀(食事に呼ばれたときのマナーとか)は厳しかったらしい。それも理屈だと思う。
・・・価値観って本当に色々です。
でも、何が正しいとか、何が間違ってるとか、こだわる観点だって十人十色だと思うと、躾って内容なんてどうでもいいのかな?と思えてきます。演奏と一緒で、自分が信じるものを信じるしかないようなものにも思えますね。何が正解なんてないし、良かれと思ってしていてもそれが本当に良いかなんて躾けてる本人にだって誰にだって分からないし。
マリアンを見てると、お母さんが底抜けにやさしくていい人だからこそ、子供が我侭ってこともあるんだろうかと思います。そう考えると、結局のところ、厳しく接したかやさしく接したかというよりも、どういう自分の生き様を見せるのかっていうのが躾の内容になってくるのかなぁ?とも思えてきたり・・・そういえば子供の立場としての自分を振り返ってみても、言われてきた躾の内容そのもよりも、両親の背中から学んだことの方が基盤になっているような気がするなぁなんていう風にも思えてきたり・・・
それでも家の隣が幼稚園なので、ついつい庭で遊ぶ子供達の声がすると窓を開けてかまってしまうもの・・・やっぱり子供は可愛いのだ。
・・・甘いね、甘い、甘い!
幼稚園児っていうのは一番可愛い時期だったのですよ。
小学校に上がってクソ生意気な言葉ばっかり覚えてきて、悪知恵ばっかり働くし、行儀も悪くて言うこときかない時期がやってくると、「他人の子供でこんなに鬱陶しいんだから、自分の子供でずーっと面倒みなきゃいけなかったらどれだけ鬱陶しいんやろう」と思うときも少なくない。他人の子供だから面倒くさい日は、「今、忙しいから後にしようね♪」とかなんとか適当にニコニコしといて、後はさりげなく消えればいいけど、自分の子供だったら体調が悪くても忙しくても消えるわけにもいかないんでしょうから。しかも子供ってしつこいし。空気読まへんし。
そして、かく言う私も内弁慶の家に篭もりがちな子供だったので、きっと空気も読まずに鬱陶しいくらい両親にまとわりついていたに違いないのだけれど。。。
ところで先日面白いことがありました。
エルザと彼女の親友ベッカーが、食べてたおやつを床にこぼしたまま遊びを続行していて、お母さんのマリアンが怒ってエルザに言いました。
ママ「床にこぼしたらちゃんと片付けなさい」
エルザ「でもベッカーの方がたくさん食べてた」
ママ「でもちゃんと片付けないと、ママは風邪をひいてるからこんなことしたくないの、分かる?」
エルザ「でもベッカーの方がたくさん食べた」
・・・あとはこの繰り返し。
内心、こんなん許していいの?じゃぁ、ベッカーのせいで私は悪くないってことで終了なん?!ってビックリしたけど、まぁ、家庭には色んな躾やルールがあるし、マリアン自身がこの上なく「いいひと」に分類されるタイプの人だから、彼女がここは放っておけるっていうんだからいいのかなぁ?って思っていたら・・・・
ベッカーがお母さんとの電話の切り際の態度が冷たかったとかで、「ベッカー、いつもそんな風に話してるの?もっとフレンドリーに話さなきゃダメ。あなたのお母さんなのよ」と、そこは結構しつこく躾けてた。
・・・価値観って色々です。
リリー・フランキーのお母さんは、自分が恥をかくことは別に構わない(例えばお箸の持ち方とか)けど、他人に恥をかかせるような行儀(食事に呼ばれたときのマナーとか)は厳しかったらしい。それも理屈だと思う。
・・・価値観って本当に色々です。
でも、何が正しいとか、何が間違ってるとか、こだわる観点だって十人十色だと思うと、躾って内容なんてどうでもいいのかな?と思えてきます。演奏と一緒で、自分が信じるものを信じるしかないようなものにも思えますね。何が正解なんてないし、良かれと思ってしていてもそれが本当に良いかなんて躾けてる本人にだって誰にだって分からないし。
マリアンを見てると、お母さんが底抜けにやさしくていい人だからこそ、子供が我侭ってこともあるんだろうかと思います。そう考えると、結局のところ、厳しく接したかやさしく接したかというよりも、どういう自分の生き様を見せるのかっていうのが躾の内容になってくるのかなぁ?とも思えてきたり・・・そういえば子供の立場としての自分を振り返ってみても、言われてきた躾の内容そのもよりも、両親の背中から学んだことの方が基盤になっているような気がするなぁなんていう風にも思えてきたり・・・
それでも家の隣が幼稚園なので、ついつい庭で遊ぶ子供達の声がすると窓を開けてかまってしまうもの・・・やっぱり子供は可愛いのだ。
by natsukifg
| 2007-05-23 03:09